N°64 - 循環 LA ROUE DE FORTUNE
アイザックとモーラという重なり合った人物が、『ヒカルの碁』のヒカルと佐為を思わせる。
ちょっと違うかもしれないけど、なんか。本当よく出来た作品で面白い。アニメで2001年、漫画で99年だから断片だけでもよく覚えてた方だな。それほど衝撃的だったし。全く囲碁知らなくても圧倒的に面白いというね。
本因坊秀策にも取り憑いていた平安時代の天才棋士・藤原佐為(ふじわらのさい/sai)が、何も知らない小学生・進藤ヒカルに取り憑いて現代に蘇り、「神の一手」を目指すという話。
今またジャンプ公式youtubeで配信始めてる。
これなきゃ羽生善治と噂されるインターネット棋士も表れなかったろ。
でもこれ chase and runaway なんだよ。それが面白くしていく。佐為は神の一手を追いかけ、アキラは佐為を追いかけ、ヒカルはアキラを追いかける。より高みを目指してく。
ヒカルがようやく上達しプロになった頃に、佐為がふっと成仏し消えてしまう。それが泣けるんだよね。アキラが目指してた佐為はいない。自分なんかが打つより天才に打たせればよかった。秀作はそうしてた。なぜなら最初から碁に知識があって佐為の才能を分かっていたから。でも自分は何も知らなかった。それで次第に自分も打ちたくなって途中無視して打ったりしてた。その後悔と喪失感に打ちひしがれたヒカルはプロ活動を休止し、碁を打たなくなってしまう。しかしあるとき、自宅で伊角(いすみ)さんのためにと言い訳して対戦したときに、自分のプレーが佐為の打ち方であることに気づく。願っても叫んでも喚び戻せなかった佐為は、自分の碁の中にいた。佐為に会える唯一の方法は碁を打つことだった――――プロットに無理がない無駄がない。流れが自然すぎる。再放送してくれ。アキラのストーカーソングも好きだ。
今 わかった。神はこの一局をヒカルに見せるため 私に千年の時を長らえさせたのだ
虎次郎が私のために存在したというならば、私はヒカルのために存在した。ならばヒカルもまた誰かのために存在するのだろう。その誰かもまた別の誰かのために千年が二千年がそうやって積み重なってゆく。神の一手に続く遠い道程。私の役目は終わった
千年の時を超えての循環。塔矢アキラは天才が故に孤独でライバルも友達もいなかった。ましてや歳の近い子どもなんて。ヒカルはアキラのために存在していた。
私は西半球に天体も多いし、「自分のためだけに生きることにはすぐに飽きてしまう――(省略)――人間の生命というものは不思議なもので、自分のためだけに生きて、自分のためだけに死ぬというほど強くないんです」*1 と三島も言ったけど、本当にそう思う。自分のために生きろと言うけれど、それほど難しいことはない。自分ただ一人が分離していることなんてありえない。それは頭の中だけで、一人で存在してることなんてない。不本意な形かもしれないし本望かもしれないけど、知らないうちに誰かの意味で誰かの目的になってる。そうやって結びついてる。循環とはそういうことかもしれない。
私は本当に何がしたいのか、結局まだ分からないんだよね。何を求めてるのか。本当のものを一つ絞れってかなり昔から言われてるけど、分からないまま。そうだと思ってたものが違ってるみたいで。どう生きて、どう在りたいのかだと抽象的で目的にならない気がしてる。この人生で何を残すのか。何を成したいのか。うーん。自分のためにって考えると余計に。だから誰かのためにもなって自分のためにもなることから考えた方がいいのかな。
それはtwin flameと歩むためにじゃだめなのかな。でもそれで合ってたとしたら、もう言われないはず。ありきで考えるのが違うのかも。よく分からない。考える時間はまだ与えられている。
誰かに与えることで波が返ってくる*2。しかも倍になって。それはなんか頷ける気がする。人と関わるために、私の能力はあるんだ。1人1人それぞれが。ピースとなって。
そうか、直美ちゃんだって。この前のアメトーク渡辺直美大好き芸人面白すぎたけど、小さい頃TVが家族というぐらい寂しかったから、TVの前にいるそういう人たちのためにやってるって言ってた。ファンとの繋がりを大事にしてて。それと同時に過去の自分も救ってるみたいな。過去の自分に中指立てない。確かに、上手く行ってる人ってそうかもしれない。先生もそうだし。独り占めせずに愛を差し出してるんだ。
誰かの為だと力出るもんね。妙に。おこがましいなんて思わないで素直に。天から力を与えられてるんだから、もうそれは自分を超えた自分だし。そう思ったら、自分の才能だなんだも気にしすぎないでしょ。バシャールがよく言う『コインの表裏』だよね。何かをやりたいと思うのは、それを受け取る人がいるから。コインの片方だけが存在するのはあり得ないって話。「それをやらなければ、本来受け取るはずだった人から奪うことになるんですよ。謙虚だと思ってたことが実は傲慢だったりする」。
そう考えると、輪みたいだね。みんなで手を繋いでいる感じで。ちょっとくさいけど、タペストリーだ。『運命の車輪』と『世界』の繋がり*3。歯車が動き出す。物事が循環する。
*2 - link: 共感覚オーラ鑑定士yasuさんの話#3。第1,2も面白いよ。愛宇宙博さんのアカウントにて。
*3 - link: Ancient Tarot of Lombardy (c.1810, Italy) の複製だって。ロンバルディア。did you know this? まぁ知ってるよね。私は初めて見た。筆記体のタイトルも。cardmaker: F.Gumppenberg これは N°56 で出したソプラフィノ(1835年)と同じメーカーだね。
例によってまた追記でもしたくなるかもしれないけどまあいいさ出したい時に出すよ
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